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「関係性を改めなければ浸透しない」--6年のはたらき方改革で学んだこと - (page 3)

大石 良

2017-08-29 08:00

 筆者が考える「はたらきやすさ」とは、以下の様なものです。

  1. 自分に選択肢があること:リモートワークやオフィスでの仕事、あるいはマネージャーの道を選んだり生涯エンジニアを目指したり、人の価値観はそれぞれ異なります。そうした多様な価値観に対する会社の理解があり、選択肢があることは「はたらきやすい」環境の大切な要素の1つだと考えます
  2. 十分な機会が提供されること:雇用の流動性が上がる中で、はたらく人にとって「今その会社にいること」の一番のメリットは「将来どんな会社でも通用する能力を得られること」だと考えます。そのために、会社の仕事を通じてスキルとキャリアがアップする機会が与えられることが大切と考えます
  3. やりがいを感じられること:やりがいは「社会的に意義のある仕事」と「自分が成長できる仕事」の重なる部分にあるのだと思います。社会的な意義は、当社では「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」というビジョンで明文化していますが、「成長」は「自分の経験や能力を少しだけ超えたところ」にチャレンジしなければ得られません。こうした業務や経験を、会社やマネージャーが常に意識し、成長を助けることが大切だと考えます

 このようにフェアな関係をつくることで、会社も個人も双方が自己実現を可能にする。これまでは会社都合による一方的だった関係性をフェアにすることが、筆者が言う「関係性改革」の本質です。

退職をどう考えるか

 はたらき方改革を進めた結果、「会社に不平不満をぶちまけて辞める」というような事態はおかげさまでほとんどなくなりましたが、一方で「退職者が少なければよい」という話でもないように思います。もちろん会社としては優秀な人に長く残って欲しいと願っていますが、一方で「辞めたいときに辞められる関係性」も、同じように大切だと考えています。

 今でも(残念ながら)退職者は一定数いますが、はたらき方改革を進めていった結果、退職する従業員の壮行会が毎年豪華(?)になっていくという不思議な現象も起きています。

 恐らく、関係性が変わってきた結果「退職者=裏切り者」というようなイメージは一掃され、「今までともにビジョンに向かって歩んできた仲間のチャレンジを応援する」という雰囲気に変わってきたのだと思います。

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