ミランティス・ジャパンは9月28日、OpenStackとKubernetesを統合した商用ディストリビューション「Mirantis Cloud Platform(MCP)」の最新版の提供を開始した。
Amazon Web Services(AWS)、OpenStack、ベアメタルサーバにまたがるハイブリッドクラウドを容易に管理できるという“Containers as a Service(CaaS)”をリリース。マルチクラウドでのKubernetesクラスタのセルフサービスが可能になる機能を提供。開発者に加えて、運用者にもコンテナのデプロイと導入が促進されるという。
新しく追加された「MCP CaaS」は、オンプレミスやAWS、あるいはその両方でのOpenStackインスタンスでのKubernetesの利用をサポート。今後さらにパブリッククラウドの選択肢を拡充する予定。最新版のMCPは、Kubernetesクラスタを管理するためにウェブベースのインターフェースが提供され、開発者は、Kubernetesベースのコンテナを直観的に作成、制御できるとしている。
MCP CaaSはMCPの他のコンポーネントと同様、ライフサイクル管理(LCM)ソフトウェア群である「Mirantis DriveTrain」を活用しており、導入企業は、OpenStackとマルチクラウドのKubernetesを1つのオープンスタンダードベースのツールで統合的に管理し、パブリッククラウドとプライベートクラウドの横断的な利用も促進する。
そのほか、最新版では、Operations Support System (OSS)ツールである「Mirantis StackLight」を強化しており、DriveTrainのアップデート、アップグレード機能も拡張をしている。