国際基督教大学は、2011年に導入した仮想化基盤をハイパーコンバージドインフラ(HCI)で再構築した。併せて、バックアップアプライアンス「Arcserve UDP 7300 Appliance」を導入した。24時間365日のシステム利用が可能になった。深夜時間帯に約1時間かかっていたバックアップ作業を、増分バックアップの仕組みで約3分に短縮した。
新仮想化環境への移行は、仮想マシンから仮想マシン(V2V)へ移行する方式で、システム構成を変更せずに約1時間で実施できた。また、重複排除の技術を使って26.5Tバイトの実データを1.6Tバイトに削減したとしている。
Arcserve UDP 7300 Applianceは、イメージバックアップソフト「Arcserve Unified Data Protection(UDP)」がプリインストールされたバックアップ専用サーバ。同大学は、エージェントレスかつ無停止でのバックアップ作業を要件としていた。
保護対象となる台数が無制限のライセンス体系で、追加のライセンス費用や保守費用が不要。中長期的な利用でのコストメリットも採用の決め手の一つとなった。