こんにちは、さとうなおきです。最近はすっかりテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(逃げ恥)にはまっています。
そこで、Microsoft Cognitive ServicesのComputer Vision APIやEmotion APIを活用して、画像の説明文を自動生成するデモアプリ「CaptionBot」に、逃げ恥のエンディングで流れる「恋ダンス」の画像を渡してみたところ、以下のように返してきました。
訳:これは部屋の中に立っている新垣結衣さん達で、彼らは(中立)(笑顔)だと思います
物体検出、著名人の識別、感情分析、自然言語生成などが行われていることが分かりますね。こちらについては筆者の最近のブログ ポストを併せてご覧ください。
さて、「週刊Azureなう」では、先週の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックについて紹介していきます。
Azure Virtual Machines:VMの自動シャットダウン
IaaSの仮想マシン(VM)を提供するAzure Virtual Machinesで、VMの自動シャットダウン機能が提供されました。
自動シャットダウン機能は、8月に(開発/テスト環境向けのVM作成を支援する)Azure DevTest Labs向けに提供されていたものでした。
今回、自動シャットダウン機能が、Azure DevTest Labsで作成されたVMだけではなく、通常のVMでも利用可能になりました。Azureポータルで、タイムゾーン、自動シャットダウンを行う時間を指定できます。また、自動シャットダウンの15分前に通知を送るWebhookのURLを指定できるので、SlackやAzure Logic AppsといったWebhook対応サービスとの連携が可能です。
自動シャットダウン機能は、古いAzure Service ManagementスタックのVMでは利用できず、新しいAzure Resource ManagerスタックのVMでのみ利用できることにご注意ください。
詳細は、Azure Blogのポスト「Announcing auto-shutdown for VMs using Azure Resource Manager」、サービスの更新情報「Set auto-shutdown for VMs created through Resource Manager」をご覧ください。
Azureポータルでの、VMの自動シャットダウン機能の設定
IaaSのセキュリティベストプラクティス
新しいドキュメント「Security best practices for IaaS workloads in Azure」が公開されました。現時点では日本語訳はありませんが、今後公開される予定です。
このドキュメントでは、次のようなIaaSのセキュリティ関連のベストプラクティスをまとめています。
- 特権アクセスワークステーション(PAW)の使用
- 多要素認証の使用
- 管理アクセスの制限、抑制
- Azure DevTest Labsの使用
- エンドポイントアクセスの管理、制限
- 鍵管理ソリューションの使用
- 仮想ディスクとディスクストレージの暗号化
- 集中セキュリティ管理システムの使用
- OS管理のベストプラクティス
- 監視
詳細は、Microsoft Azure Security and Compliance Blogのポスト「New: Azure IaaS Security Best Practices」、ドキュメント「Securityのドキュメント」をご覧ください。
ドキュメント「Security best practices for IaaS workloads in Azure」