松岡功の一言もの申す

NEC社長はなぜ「住友の事業精神」を講演で語ったのか

松岡功 2017年11月16日 11時20分

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 NECの新野隆社長が自社イベントの基調講演で「住友の事業精神」について語る一幕があった。筆者の記憶ではこれまでなかったことだ。同氏はなぜ住友の事業精神を取り上げたのか。

NEC社長が講演で語った3つの「住友の事業精神」


基調講演を行うNECの新野隆社長

 NECが先頃都内で開催した自社イベント「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2017」で、新野氏が基調講演を行った。NECの社長が毎年恒例で自社の最新の取り組みを説明するもので、新野氏は今回「Orchestrating a Brighter world ― デジタルトランスフォーメーションで共に創る未来 ― 」と題して、「デジタルを活用したNEC自身の変革」「デジタルで変わる社会」「NECが考える価値創出」の3つのテーマを取り上げていた。

 その全容については、NECのサイトで紹介されているので参照いただくとして、今回の講演ではこれまでなかった一幕があった。新野氏が冒頭でNECの企業ブランドメッセージや7つの社会価値創造テーマ、国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」に続いて「住友の事業精神」(画面1)を説明したのである。同氏は次のように切り出した。


画面1:住友の事業精神

 「NECは住友グループの一員である。社名に住友が入っていないのでご存じなかった人もおられるかもしれないが、118年にわたる当社の歴史の中で2年だけ住友通信工業という社名だったこともある。そうしたことから、住友の事業精神は私たちにとっても根底にある。今回はその中から3つの言葉をお伝えしたい」

 そして、画面1にある3つの言葉について次のように説明した。

 まず、「信用を重んじ 確実を旨とする」とは、信用第一という意味である。新野氏は「すべての事業活動は信用、信頼がベースというのが私のポリシーだ」とも強調した。

 次に、「浮利にはしり 軽進すべからず」とは、目先の利益だけに走ってはいけないということだ。

 最後の「自利利他 公私一如」とは、自分たちを利するだけでなく国や社会にも利する事業でなければならない、その意味で公私は一体のものであるという考え方だ。

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