IT企業の年頭所感

IT企業の年頭所感2018(6)--「変革」をカタチにしていく

ZDNET Japan Staff

2018-01-05 11:00

日本ユニシス 代表取締役社長 平岡昭良


日本ユニシス 代表取締役社長 平岡昭良氏

 2018年3月までの中期経営計画「Innovative Challenge Plan」に取り組む中で、私たち日本ユニシスグループは、確実に変わりつつあります。イノベーションを生み出す企業風土・人財改革が進み、ビジネスエコシステムの創出は倍増し、拡大・成長しています。

イノベーションを生み出す企業風土・人財改革が進む

 「生産性向上」から「ビジネス革新」へと市場ニーズは変化しています。当社は、ビジネスをデザインできるビジネスプロデュース人財の育成に力を入れており、その数は既に300人を超えました。またイノベーションの創出・加速のためにダイバーシティを生かし、経営、グローバルビジネスへの挑戦、スタートアップの輪に参画するなどの社外アセットの活用を進めています。

ビジネスエコシステムの創出、倍増

 現中期経営計画の3年間、将来の持続的発展を見据え、さまざまな種まきを行ってきました。2017年は、決済サービス・海外へのチャレンジ、持続的なイノベーションを目指して3つの新会社「キャナルペイメントサービス」「キャナルグローブ」「キャナルベンチャーズ」を設立し、ファンドも立ち上げました。ビジネスエコシステムの創出は2016年度比で倍増し、拡大・成長しています。

 失敗なくしてイノベーションは生まれません。「成功のKPIは失敗の数」と社員を鼓舞し挑戦を続け、今後は、挑戦を収益に確実に結び付けていくことを目指します。私たちは3年前、「変わる」という選択をしました。その選択が間違いではなかったと、お客さまを始めとしたステークホルダーの「期待」の変化を肌で感じる日々の中で、確信しています。

社会課題を解決していくビジネスエコシステムには、無限の可能性がある

 モノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)、ロボティクスといった新たなテクノロジの浸透、デジタル化の進展や法規制の緩和に伴い、経済のあらゆる領域において「破壊的イノベーション」が進んでいます。一方で、社会には、環境・医療・教育・防災・地域活性化など解決すべき課題が山積しています。社会課題を解決していくビジネスエコシステムには無限にビジネスの種が眠っており、私たちのアプローチを待っています。ビジネスエコシステムの創出により破壊的イノベーションを起こすことで、新しい社会を作っていくことができると信じています。

 2018年3月、日本ユニシスは60周年を迎えます。今年入社する新入社員が定年を迎える頃には、100周年がやってきます。そこで日本ユニシスグループの歴史を振り返ったとき、「2018年が生まれ変わる節目の年であった」と言えるようにしたいと考えています。お客さま、社員、株主・投資家、パートナー、そして一般消費者の方々など、私たちを支えてくださる皆さまとともに、今の挑戦の先に光輝く未来社会という夢を描き、100年目に向かって進んでいく決意です。

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