2018年度の事業では、事業者データや走行環境データ、困難な状況データの3つのデータを収集し、事業化に向けた課題抽出や分析を行うとともに、フォーマットや走行環境の指標の必要な見直しを行う。
出所:未来投資会議 2018.1
公道実証プロジェクトは、以下の4つの枠組みの取組みを、日本各地で実施している。
- ラストマイル自動走行
- 中山間地域における道の駅などを拠点とした自動運転サービス
- 沖縄におけるバス自動運転、大規模実証実験
- 高速道路におけるトラックの並列走行
出所:未来投資会議 2018.1
中山間地域における道の駅などを拠点とした自動運転サービスでは、高齢化が進む地域に、道の駅の自動運転ステーションの整備を行い、中山間地域からスマートフォンなど呼び出すことで、宅配便や農産物の集荷などの物流確保や、買物や病院・公共サービスなどが利用できるよう人流・物流の確保を進める。
出所:未来投資会議 2018.1
国内外の公道実証などの取り組みは以下のとおりだ。内閣府は2017年10月よりSIP自動走行システムの大規模実証実験を開始し、ダイナミックマップなどの実験を2019年3月にかけて実施する。
海外動向では、米国は、交通・運輸分野の新しい技術の応用アイデアを都市間で競うコンペ「スマートシティチャレンジ」、欧州は自動走行システムの期待性能水準と評価基準を明確化するための産官学共同実施の自動走行関連プロジェクト「PEGASUSプロジェクト」などを進めている。
出所:未来投資会議 2018.1