知られざる入札市場の魅力

入札に参加するには「資格」が必要--でも怖がることはない! - (page 3)

小林伸輔(うるる) 2018年02月13日 07時30分

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入札の主な種類

 一口に入札と言っても、実は7種類もの方法がある。

(1)一般競争入札
 入札情報を公告して参加申込を募り、条件を満たした全ての参加申込者同士で競争して契約者を決める。

(2)指名競争入札
 発注者側が指名した者同士で競争して契約者を決める。

(3)見積もり(オープンカウンター)
 見積りの企業を指名せずに参加者を募り、参加を希望する方からの見積書提出により、契約の相手方を決定する。

(4)随意契約
 国、地方自治体などが競争入札によらずに任意で決定した相手と契約を締結する。

(5)希望制指名競争入札
 一般競争入札と同様に公示を実施し、希望のあった入札参加有資格者の中から指名して入札を行う。

(6)企画競争入札
 発注元が調達を行う際、参加者を公募し、企画書の提出を求める。企画書の点数が重要視されることが多いが、入札を行う場合もある。

(7)公募
 応募者を公示により募り、技術提案書を審査して特定する。

 入札に新規参入しようとする企業にとって、特に気になるのが「随意契約」の横行ではないだろうか。随意契約が多いと、新規参入者にとって大きな障壁となってしまう。

 しかし、法務省が公開している報告書によると「各省庁や地方自治体にて随意契約への見直しが行われ、自由参加方式 の入札案件を増やし、参入障壁となる随意契約を減らそうとする動きが活発化している」のだという(平成26年度における随意契約見直しの実施状況 - 法務省)。

 また、ここ数年、金額や提案内容だけではなく、女性や障がい者雇用率などを評点に加える総合評価方式を取り入れる案件も増えている。さらに、今後「地方創生」など国家戦略として重点を置いている分野の予算が各地方自治体に割り振られ、その使い道から提案をして案件化し、落札する方式の企画競争入札も増えていくことが予測されている。

 次回は落札確度を上げるためのコツについて解説する。

小林伸輔
株式会社うるる 取締役
1980年 北海道札幌市生まれ。上場会社にてトップセールスを獲得した後、2007年 株式会社うるるに参画。「入札情報速報サービス NJSS」の立ち上げや事業拡大を担った後、現在は当社の人事・広報管掌を担う。学生向けに営業講習会を手掛けるなど、若手育成にも力を入れている。

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