ヴイエムウェア、「vSphere」「vSAN」のアップデート発表--ハイブリッドクラウド管理を強化

Stephanie Condon (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部 2018年04月18日 10時43分

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 VMwareは米国時間4月17日、「VMware vSphere」と「VMware vSAN」それぞれの最新版に関する発表を行った。同社はこれらの最新版によって、ハイブリッドクラウド分野での顧客サポートを強化していく。

 同社のハイパーバイザおよび仮想化管理プラットフォームである「VMware vSphere 6.7」に対するアップデートは、パフォーマンスの向上と、新たなセキュリティ機能の提供、従来型と新型のアプリケーション双方への対応、シームレスなクラウドエクスペリエンスの提供という主に4つのカテゴリに分かれている。

 パフォーマンスの向上に関しては、vSphereの管理者は「vCenter Server Appliance」(vCSA)を用いることにより、高速なエクスペリエンスを得られるようになる。vCenter利用時における1秒あたりのパフォーマンスは、「VMware vSphere 6.5」の場合に比べて2倍になるという。

 また、vSphere 6.7では再起動時間が著しく減少する。パッチやアップグレードサイクルでは通常、2度の再起動が必要となるが、vSphere 6.7の場合は1度で済む。さらに「vSphere Quick Boot」によって、ハイパーバイザの再起動時に物理ホストの初期化処理が省略されるため、起動時間はさらに減少する。VMwareのクラウドプラットフォーム製品のマーケティング担当グループマネージャーを務めるHimanshu Singh氏によると、これによってITチームは、最新のセキュリティパッチの適用により多くの時間をかけられるようになるはずだという。

 この新リリースでは、「Trusted Platform Module(TPM)2.0」に対するサポートと仮想TPM 2.0機能も新たに提供される。これにより、ハイパーバイザとゲストOSの双方に対する保護が強化されるとともに完全性が保証される。具体的には、この機能によって仮想マシン(VM)とホストの改ざんが防止され、未承認コンポーネントのロードが抑止されるとともに、ゲストOSのセキュリティ機能を活用できるようになる。

 また、vSphere 6.7ではGPU上で稼働するVMのために、新たにサスペンド機能とレジューム機能が搭載される。これによりホストのライフサイクル管理能力が向上するとともに、エンドユーザーに対する影響を低減できるようになるという。

 さらに管理者は、オンプレミスとパブリッククラウドで稼働する異なるバージョンのvSphereを一元的に可視化し管理できるようになる。新たに搭載される「vCenter Hybrid Linked Mode」によって顧客は、vSphereベースのパブリッククラウドに新たな機能が追加された場合でも、オンプレミス環境で稼働しているvSphereの現バージョンを維持していけるようになる。

 VMwareは、「VMware vSAN 6.7」における使いやすさの向上にも注力している。これには、vSphereのHTML5クライアントに対するサポートも含まれている。このためvSANの管理者は、より直感的な管理エクスペリエンスを得られるようになる。

 さらにVMwareは顧客の要求に応え、「VMware vCenter Server」において「vRealize Operations Healthchecks」を統合する。「vSAN Advanced」や「vSAN Enterprise」のライセンスを持つ顧客は、6種類の新たなパフォーマンスおよびキャパシティダッシュボードを搭載した「vRealize Operations 6.7」に無料でアクセスできる。

 NoSQLを用いたユースケースの実現を検討している顧客に対して、vSAN 6.7はNoSQLデータベース向けに最適化を行う「Host-Pinning」機能を提供する。またこの機能はクラスタ化された「Windows Server」環境に対するサポートも提供する。

 vSphere 6.7とvSAN 6.7はVMwareの2019会計年度第1四半期末までに提供が開始される予定だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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