Microsoftが「SQL Server 2017 on Linux」を期間限定で、従来のサブスクリプション料金から最大30%の割引価格で提供している。
このキャンペーンは2018年6月30日までとなっており、Microsoftのウェブサイトによると、割引価格で入手するには同社のソリューションプロバイダーまたは顧客担当営業に連絡する必要がある。また、キャンペーンの対象はEnterprise Agreement(エンタープライズ加入契約、サーバーおよびクラウド加入契約)および/または Enterprise Agreement Subscription(エンタープライズサブスクリプション加入契約)とされている。
「SQL Server 2017」は2017年10月にLinux向けと「Windows Server」向けのそれぞれがリリースされた。
Microsoftはこの他にも、SUSEとともに「SUSE Enterprise Linux Server」向けのSQL Serverに対する販売促進活動を実施している。Microsoftの米国時間4月19日付けのブログには、以下のように記されている。
「SUSEは、『SQL Server on SUSE Linux』の導入コストを削減するために、期間限定でセルフサービス型のプロモーションコードを顧客に提供している。これにより1年間のパッチとメンテナンスの無料化を含む、『SUSE Linux Enterprise Server 12SP3』のソフトウェアコストの100%削減を実現している。また、適用対象となる顧客はSUSEの営業担当者による年中無休の24時間、あるいは週5日間の12時間での電話サポートに対して最大100%の割引を受けることができる」
Microsoftは、Microsoft Researchが開発した「Drawbridge」テクノロジを使用してLinux上でのSQL Serverを実現している。Drawbridgeは「ライブラリOS」というコンセプトを具現化したものであり、アプリケーションのサンドボックス化に特化した仮想化の一形態だ。なお、Drawbridgeは「Windows 10」上でBashシェルを実行する際にも用いられている。
SQL Server 2017には、複数のエディションが用意されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。