オカモトホールディングス(オカモトグループ)は、データ・プレパレーション・プラットフォーム「Paxata」のクラウドサービス「Paxata Cloud」を採用し、4月から利用している。導入を手がけたアシストが発表した。
オカモトグループでは、ERP(統合基幹業務システム)の入れ替えに伴い、わずかな期間でのデータ整備が急務となっていた。しかし同社では、Excelを利用したデータ加工を行っており、整備に伴う会員データの統合に膨大な時間がかかると予想していたという。
同社は、6社11カンパニーにわたる多角化事業を全国に展開しており、これまでカンパニーごとに管理していた会員データの統合を決定、名寄せやクレンジングを行ってデータを整備することになった。
同社では、Excelを十分に使いこなせる人員が少なく、マクロなど高度な知識を身につけ応用できなかった。そのためデータの統合や名寄せは、現場では難易度の高い作業になっており、データの中身について、隅々まで完璧に理解しないと作業を始められない状態となっていた。
外注ではデータクレンジングに数百万円の費用がかかることが判明し、データ統合の方法について検討していたところ、アシストからPaxataを紹介された。試験的にデータをPaxataに取り込んで加工すると、すぐにその場で必要なデータが仕上がったという。
Paxataについて、オカモトグループでは、複数のデータを寄せて合わせる結合処理が瞬時に完了することや、専門的な知識やITリテラシーを必要とせずにすぐに使い始められることなどを高く評価している。また、データの中身を事前に理解しなくても直感的に扱え、処理の内容と手順を登録しておくと、次回から自動化できることも採用理由としている。