ウォルマートがマイクロソフトと戦略的提携--Azureなど活用、小売のデジタル変革加速へ

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2018-07-18 12:11

 Walmartは米国時間7月17日、Microsoftと戦略的パートナーシップを締結し、「Microsoft Azure」を推奨クラウドプロバイダーに選定したと発表した。Microsoftが保有するIoTや人工知能(AI)関連のツールを活用していく計画だという。

 Walmartはこのパートナーシップに基づき、同社のインフラ全体でAzureを利用することになる。Walmartの最高経営責任者(CEO)Doug McMillon氏は、機械学習(ML)の活用などでMicrosoftの力を借りると述べている。また、今回の契約には「Microsoft 365」も含まれているという。

 5年間のこの契約は、WalmartがMicrosoftのクラウドを標準に据え、アプリケーションをクラウドに移行していくことを意味している。また、Walmart.comとSamsClub.comも大部分がAzureへと移行されることになる。Walmartは同社のアプリケーションをクラウドネイティブ化していく。

 IoT関連では、Walmartはエネルギー消費からサプライチェーンに至るまでのあらゆることにAzureのツールを活用していく。

 Walmartによると、Microsoft 365を段階的に展開し、コラボレーションや創造性、コミュニケーションの文化を促進していく計画だという。

Walmart

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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