システムエンジニアリングサービス

パートナー企業のエンジニア単価が決まる仕組みとは

橋田博明

2018-09-13 07:15

 今回の分科会(勉強会)では、参加メンバーの中から「せっかくなら皆さんが実践する取り組みを発表して、いつでも振り返れるように残しておきたい」という声が上がったことから、「営業としてのスキルアップ、キャリアアップ、自分磨きのために」という内容を第一部の議題としました。第二部では、「パートナー企業のエンジニア単価が決まる仕組みとは」がテーマとなりました。

営業としてのスキルアップ、キャリアアップ、自分磨きのために

 では、具体的にはどのようなことに取り組んでいるのでしょうか。運営メンバーでは、セミナーやイベントに参加したり、「TED Conference」などの世界的な講演会を動画で閲覧したり、自己啓発本を熟読したりといった具合です。

 今回もグループに分かれ、それぞれで吟味した内容を発表するという形を取りました。そこから出てきた発言やアイデアをまとめると次のようになりました。

自己啓発施策

  • 自己啓発本を読む
  • ノウハウ系ウェブサイトを読む
  • IT系の新聞を読む(語彙力の向上)
  • 顧客企業やトレンドに関する特集記事などを見るように心掛ける
  • 最新のデザインサイトを見る
  • 技術ブログを見る
  • 時間マネジメントを意識する
  • 目標を必ず立て意識する
  • メルマガを徹底的に読む

 やはり何かを読む、見るという取り組みが多く出ました。システムエンジニアリングサービス(SES)の営業ノウハウに関するウェブサイトが存在することを知るきっかけになりました。古いシステムインテグレーター(SIer)体質がまだまだ根強い業界ですが、UI/UXデザインなどを追求する声などもあり、個人的にはスタイリッシュな業界へと変化する可能性も見えた内容となりました。

行動施策

  • セミナーに参加する(営業力向上、技術勉強会など)
  • ITスクールに通う
  • IT関連の資格を取得する(ITパスポート、JSTQB〔ソフトウェアテスト技術者資格認定〕など)
  • IT関連の人と会話する機会を多くする
  • 優秀な営業担当者のまねをする
  • 上司や先輩にアドバイスを仰ぐ(他社で好意にしている人にも)
  • プライベートで知り合った人でもビジネスチャンスを探る
  • 月1回は必ず交流会に参加する
  • 疑問点はエンジニアに聞く
  • 営業と経理を兼務することで会社の経営まで連動させる
  • 幅広い世代と会話をする
  • 情報交換する企業をリストアップし、定期的に訪問する

 業界特有の意見もいろいろと出ました。営業でも技術が分かるよう、資格を取得したりセミナーやスクールに通ったりという勤勉な人もいました。営業担当者が中心の勉強会ということもあり、全体的な活動的な行動施策が多かったです。さまざまな会話からビジネスに発展する可能性があるのも、ITならではかもしれません。

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