Intelは米国時間9月10日、NetSpeed Systemsを買収したと発表した。カリフォルニア州サンノゼに拠点を置くNetSpeed Systemsは、システムオンチップ(SoC)設計ツールやインターコネクトファブリックIPのプロバイダー企業だ。なお、買収条件は明らかにされていない。
NetSpeedのネットワークオンチップ(NoC)ツールによって、SoCのフロントエンド設計の自動化が支援されるとともに、プログラム可能かつ合成可能なインターコネクトファブリックの生成が可能になる。Intelは今回の買収により、新たなSoCをより迅速に、かつ高い費用対効果で開発、テストできるようになるはずだ。Intelは現在、視覚処理ユニット(VPU)である「Intel Movidius」や、FPGA(Field Programmable Gate Array)など、特定用途向けSoCの多様化を推進している。
今回の買収により、NetSpeedの開発チームはIntelのシリコンエンジニアリンググループに加わることになる。NetSpeedの共同創業者であり、最高経営責任者(CEO)でもあるSundari Mitra氏はかつてIntelに在籍していたことがあり、今後はIntelのバイスプレジデントとして引き続きチームを率いていく。Intelによると、NetSpeedの顧客との既存契約は守られるが、NetSpeedはIntelの内部資産になるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。