Salesforceは米国時間3月4日、2019会計年度第4四半期決算(1月31日締め)を発表した。売上高と利益が市場の予測を上回った。2020会計年度第1四半期については弱気な見通しを示した。
第4四半期の売上高は前年同期比26%増の36億ドル、非GAAPベースの1株あたり利益は70セントだった。
アナリストは売上高を35億6000万ドル、1株あたり利益を55セントと予想していた。
サブスクリプションとサポートの売上高は前年同期比26%増の33億8000万ドル、プロフェッショナルサービスとその他の売上高は前年同期比16%増の2億2800万ドルだった。
共同最高経営責任者(CEO)Marc Benioff氏は、「売上高が極めて素晴らしい成長を見せた1年となり、どのエンタープライズソフトウェア企業よりも早く、売上高が130億ドルを突破した」と発表で述べた。「あらゆる規模の企業がSalesforceを利用しており、われわれは当社のインテリジェントな『Customer 360』プラットフォームによって、顧客をデジタル変革の中心に位置づけることが可能になっている。こうしたチャンスが待ち受けていることについて、私はこれまで以上に興奮している」
Salesforceは、2023年までの4年間に売上高を有機的に倍増させ、売上高260億~280億ドルを目指すとしている。
2019年会計年度通期の売上高は、前年比26%増の132億8000万ドルで、非GAAPベースの希薄化後1株あたり利益は2.75ドルだった。
2019年度のサブスクリプションとサポートの売上高は前年比27%増の124億1000万ドル、プロフェッショナルサービスとその他の売上高は同12%増の計8億6900万ドルとなった。
2019年1月31日時点の前受収益は85億6000万ドルで、前年比で22%増加した。
Salesforceは、2020会計年度第1四半期の売上高が36億7000万〜36億8000万ドル、1株あたり利益が60〜61セントになると見込んでいる。
アナリストは売上高を37億ドル、1株あたり利益を63セントと予想している。
またSalesforceは、2020年度通期の見通しについて、売上高を159億5000万〜160億5000万ドル、1株あたり利益を2.74〜2.76ドルとしている。
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この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。