「Windows 10」搭載デバイスが8億台を突破--マイクロソフト発表

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2019-03-11 11:58

 Microsoftが一時期やめていた「Windows 10」のインストール数の定期的な公開を再び行うようになった。Microsoftは米国時間3月7日、Windows 10は8億台以上の「アクティブ」デバイス上でインストールされていると報告した。この数は、2018年秋の7億台から1億の増加となる。

提供:Microsoft
提供:Microsoft

 Microsoftの最新のWindows 10のインストール数は、同社のコーポレートバイスプレジデントでモダンライフ&デバイスを担当するYusuf Mehdi氏のツイートにより明らかになった。

 「8億台の#Windows10デバイス、Windows史上で最高レベルの顧客満足度を達成できたのは、顧客とパートナーの支援があったからだ。」とMehdi氏は3月7日にツイートした。ツイートには、Microsoft Story Labsの「By The Numbers」サイトへのリンクが貼ってある。

 しばらくの間、MicrosoftのWindows 10のインストール数は「7億台近く」でストップしていた。Microsoftが定期的な数字の公開を控えていた理由は、(Petri.comのBrad Sams氏が指摘しているように)仮想マシンでのインストール数も数えていたからのようだ。仮想マシンで動くWindows 10を数えるのを止めた後、再びWindows 10インストールの集計を再開した。

 2018年秋、Microsoftの代表者は、Windowsエンタープライズデバイスの半分以上でWindows 10が動いていると報告した。残りは「Windows 7」など、それ以前のWindowsバージョンだ。Microsoftは2020年1月までWindows 7のセキュリティ更新プログラムを提供するが、その後はWindows 7のセキュリティ更新プログラムを提供しない。

 Microsoftの「月間アクティブデバイス」数は、過去28日以内に「アクティブ」だったデバイスを対象とする。これにはPC、タブレット、スマートフォン、Xboxコンソール、HoloLens、Surface Hubデバイスの上で動くWindows 10が含まれ、Windows 10の様々なフィーチャーアップデートを対象とする。

 Microsoftは、2015年の初期リリースから2〜3年内に10億台のデバイスでWindows 10が動くことを目標とした。そして2017年、10億台の目標到達には当初の目標以上の時間が必要だとの見解を示した。スマートフォンでWindows 10を動かすことへの関心が低かったことなどが原因と思われる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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