旭化成は、デジタル面接基盤「HireVue」を導入し、地方におけるキャリア採用面接に活用している。AJSとタレンタが4月9日に発表した。
HireVueは、クラウド型のデジタル面接基盤。録画面接やライブ面接といった機能を備える。応募者は、スマートフォンやPCから時間と距離に関係なく面接を受けられる。30カ国語以上に対応。人工知能(AI)による予測分析機能で、より自社にマッチした人材を迅速に採用することを可能にする。タレンタが日本市場で販売し、AJSは販売代理店を務める。
旭化成はこれまで、地方在住の応募者には「各地域で開催する会社説明会兼選考会」や「東京・大阪などの大都市部での選考会」で対応してきた。そのため応募者が会社説明会や選考会の開催日程に都合が合わない場合、実際に選考に参加できるまでに時間を要することも少なくなかった。そこで居住地域による選考参加機会の不均衡を是正するため、今回の導入に踏み切った。
また、選考プロセスのリードタイム短縮や面接動画の共有機能による公平で精度の高い採用の実現を期待している。今後は、録画面接などの機能を組み合わせ、現業が多忙なキャリア採用の応募者に対して、いつでもどこでも参加可能な選考プロセスの確立を検討していく。またキャリア採用における導入効果を踏まえ、採用領域の適用拡大を検討していく。