日本製鉄、AI開発の技術基盤を整備--製造プロセスでのAI活用を強化

NO BUDGET

2019-05-09 10:18

 日本製鉄は4月25日、サプライチェーンとエンジニアリングチェーンにおける高度なITの活用を推進するため、人工知能(AI)の開発と適用を可能にする技術基盤「NS-DIG」を整備したと発表した。

 NS-DIGは、多種大量のデータをいつでも迅速に解析できるよう、高度な画像解析と深層学習を可能にする高い計算能力を備えている。

NS-DIGの概要
NS-DIGの概要(出典:日本製鉄)

 AI開発を自動化するツールとして「DataRobot」や「KAMONOHASHI」などを組み込み、データの準備・解析、AIの開発・評価までを一貫して実行できる環境となっている。大規模なAIの開発を効率的に行い、これをデータサイエンティストやスタッフが活用することで、製鉄所のインテリジェント化を進めていく。また今後は、より大規模なデータ解析にも対応するため、NS-DIGのハイブリッドクラウド化も予定している。

 同社はこれまで、製造プロセスにAIを適用することで、画像認識による製造状況の監視や出荷工程での荷姿検査などを実現している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  2. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  3. セキュリティ

    攻撃者は侵入ではなく“ログイン”する、エンドポイントとアイデンティティセキュリティを連携すべき理由

  4. モバイル

    目前の「Windows 10」サポート終了、「Windows 11」への移行負担を解消する最適解とは

  5. セキュリティ

    こんなにあった!従来型SIEMが抱える課題──次世代SIEMに必須の“8つの要件”とは?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]