AT&TとIBMは米国時間7月16日、両社の提携を拡大し、複数年にわたる契約を締結したと発表した。今回の提携により、AT&T Business Solutionsのアプリケーションを「IBM Cloud」上で稼働させることが可能になるという。また、IBMはAT&Tのハイブリッドクラウドインフラの管理についても支援することになるとみられる。AT&T BusinessはIBMの主要ソフトウェア定義ネットワーキングプロバイダーとなる。
IBMはクラウドへの移行を支援するために、AT&T Businessの社内ソフトウェアアプリケーションのモダナイズを後押しする。またAT&T Businessは、Red Hatのオープンソースプラットフォームの使用を継続し、同社の社内アプリケーションに関するワークロードを管理する。
IBMは先週、340億ドル(約3兆7000万円)を投じたRed Hatの買収が完了したことを発表している。買収は、クラウド事業をハイブリッド配備やマルチクラウド管理にフォーカスさせるというIBMの戦略の一環となる。
AT&Tは、IBMの主要ソフトウェア定義ネットワーキングプロバイダーとして、5Gやエッジコンピューティング、IoTにかかわるIBMのネットワーキングソリューションの強化を支援していくと述べている。AT&T Businessは既にIBMの戦略的グローバルネットワーキングプロバイダーとなっている。
またAT&TとIBMは、エッジコンピューティングプラットフォームでも協業していくとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。