Microsoftは、「Windows 10 1903」に対する更新プログラムを予定通りにリリースし、一部ユーザーの間で発生していたスタートメニューの不具合を修正した。
Microsoftは米国時間10月24日、「KB4522355」をリリースした。これは10月に入って3度目の、バージョン1903向け更新プログラムだ。非セキュリティの任意の更新プログラムであり、10月の月例パッチをインストール後にスタートメニューが機能しなくなる問題などに対処した。
Microsoftの従業員が12日、「Answers」フォーラムでスタートメニューの問題に関する苦情に回答していた。Microsoftはこの問題を認識しており、10月下旬に修正をリリースする予定だとこの従業員は述べていた。
MicrosoftはKB4522355で、「月例更新プログラムのインストール後、特定のシナリオで、スタートメニューや『Cortana』検索バー、トレイアイコン、『Edge』が応答しなくなる問題に対処」した。
Microsoft関連の話題を扱うドイツのウェブサイト「Borncity」によると、スタートメニューやCortana、そのほかのアプリが10月の月例パッチの影響を受けたのは、「Microsoft.Windows.ShellExperienceHost」「Microsoft.Windows.StartMenuExperienceHost」「Microsoft.Windows.Cortana」「Microsoft.AAD.BrokerPlugin」の4つの組み込みシェルアプリで、「ActivationStore.dat」ファイルが欠けているか破損しているからだという。
Borncityを運営するGBorn氏はAnswersフォーラムで読者に対して、「スタートメニュー、(Cortana)検索、Windowsシェルに大きな問題がある理由もこれで説明できる」と述べた。
この更新プログラムは、影響を受ける人々にとって厄介な多数の問題に対処する。機能更新プログラムや品質更新プログラムのインストール後、ユーザーが初めて「Windows 10」にサインインすると黒い画面が表示されるバグも修正された。Microsoftは2週間前、これと同じ問題をバージョン1809で修正している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。