ABBやMicrosoft、Fortinetをはじめとするテクノロジーベンダーが、オペレーショナルテクノロジー(OT)をサイバー攻撃からの防御することにフォーカスしたサイバーセキュリティアライアンス「Operational Technology Cyber Security Alliance」(OTCSA)を立ち上げた。
OTCSAは、電力、製造、石油/ガスといった業界や、物理的な制御機器に対するサイバー攻撃のリスクを低減するとともに、攻撃を受けた場合の業務上の影響を評価するという。
このアライアンスが立ち上げられた背景には、国家の支援を受けたとみられる攻撃者やサイバー犯罪者によるOT事業者への攻撃の増加がある。
OTCSAの創設にあたり、Mocanaが主導し、ABB、Check Point Software、BlackBerry Cylance、Forescout、Fortinet、Microsoft、NCC Group、Qualys、SCADAFence、Splunk、Wärtsiläが提携している。
OTCSAのミッションとして以下が挙げられている。
- OT環境におけるサイバーセキュリティの強化と、OTおよび情報テクノロジー(IT)間のインターフェースの向上
- さまざまな規制に準拠しつつ、インフラを保護するためのガイダンスの提供
- OTサプライヤーがシステムアーキテクチャーや、関連するインターフェース、セキュリティの機能性を保護するためのガイダンスの提供
- 重要インフラにおけるセキュアな調達や開発、インストール、運用、メンテナンス、実装の実現
- より安全でセキュアな重要インフラを導入する期間の短縮
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。