鉄鋼事業を中心とする商社の阪和興業は、SAPのERP(統合基幹業務システム)「SAP S/4HANA」、マネージドクラウドサービス「SAP HANA Enterprise Cloud」、SAPのサポートサービス「premium engagements」の採用を決めた。SAPジャパンが発表した。
阪和興業は、メーカーやサプライヤーからユーザーに至るまでのバリューチェーンの効率化に取り組んでいる。商社業界における業務プロセスの多さや今後も最新技術に対応できることなどを評価し、SAP S/4HANAの採用に踏み切ったとしている。
阪和興業は事業規模が拡大する中で事業戦略を実現するため、グループ経営資源を効率的に活用する必要があったという。そこで、業務の簡素化や効率化を支える最新のIT基盤が必要と判断し、2018年から基幹システムの刷新を検討していた。