新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)により、多くの人がリモートで仕事や学習を行なっているため、クラウドサービスの需要が高まっているのは当然だ。Microsoftは、「Office 365」に関するそのような状況をモニタリングしており、一部のサービスを調整して全体的なパフォーマンスを維持する対応を始めている。
提供:Microsoft
Microsoftは米国時間3月16日、「Microsoft 365/Office 365」管理者用ダッシュボードに、実施する可能性のある「一時的な機能の調整」に関する警告を投稿した。「一部の必須ではない機能を一時的に調整している」とされていた。また、こうした変更がユーザーの体験に大きな影響を及ぼすことはないと考えられるとしていた。
Microsoftは24日、Microsoft 365/Office 365の商用ユーザーに対して、予想されるその他の「一時的な変更」について警告し始めた。「OneNote」では、「EDUを除く商用のテナントについて、TeamsのOneNoteは読み取り専用になる(ウェブ版のOneNoteでは編集が可能)」とされているほか、添付ファイルのダウンロードサイズと同期頻度が変更される可能性がある。「SharePoint」では再生動画の解像度低減、「Stream」では新しくアップロードされた動画で「People」のタイムラインを無効にする(既存の動画への影響はない)といった変更が想定されるという。
Microsoftによると、需要に対応し続けるためサービスに加えるさらなる制限や変更について、今後も顧客に通知していくという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。