マイクロソフト、「Visual Studio Online」を「Visual Studio Codespaces」に改称--値下げも

Mary Jo Foley (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2020-05-01 12:00

 Microsoftは最近、一連のリブランディングを行っている。その最新のものとなるのが「Visual Studio Online」で、「Visual Studio Codespaces」として生まれ変わる。

Microsoft
提供:Microsoft

 Microsoftはリブランディングの理由を、「単なるブラウザーベースのエディター」をはるかに超えるものであることを明確にしたかったためだと、米国時間4月30日のブログ記事で説明している。Visual Studio Codespacesについて、「とにかく最も生産的にコーディングできる場所」だとしている。

 名称の変更は「今後数週間から数カ月かけて」、徐々にこのサービスでみられるようになるという。

 Microsoftは2019年11月に、Visual Studio Onlineのパブリックプレビュー版を公開した。同社の関係者は当時、「Visual Studio」と「Visual Studio Code」(VS Code)のコンパニオンと位置付けているこのオンラインコードエディターについて、長期のプロジェクトから短期的なタスクまでに利用できるマネージド型のオンデマンド開発環境だと説明していた。

 (ところで、Visual Studio OnlineはもともとMicrosoftのDevOpsハブの名称だった。これは最終的に「Azure DevOps」に改称されている)。

 またMicrosoftは、オンラインイベントとして実施される開発者向けカンファレンス「Build 2020」の開幕に合わせて、Visual Studio Codespacesの価格を5月19日から引き下げる。

 新しい料金体系では、リモート開発を始めて行う人などを支援するための「Basic」(2コア、4GBのRAM)インスタンスタイプが値下げされる。Basicインスタンスは、1時間当たり0.24ドルで提供されるが、5月19日には0.08ドルに値下げされる。「Standard」(4コア、8GBのRAM)インスタンスタイプは、およそ0.45ドルから0.17ドルに、「Premium」(8コア、16GBのRAM)は0.87ドルから0.34ドルに値下げされる。またストレージ費用も発生するが、64GBのSSDは1時間当たり0.0088ドルで、1秒単位で算出する。

 独自のセルフホステッド環境で作業をする開発者は、自由にマシンをVisual Studio Codespacesに登録し、VS Codeもしくはブラウザーベースのエディターから無料で接続できる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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