Salesforceは米国時間5月7日、「Lightning App Builder」向けの2つのローコード機能を発表した。Lightning App Builderは、ポイント&クリック形式でSalesforceアプリのカスタムページを作成できる製品だ。「Dynamic Forms」と「Dynamic Actions」という新機能は、イベント駆動でリアルタイムに変化するフォームやページの作成でユーザーを支援するものだ。同社によるとこれらは顧客からの要望が極めて高かった機能だという。
ユーザーはDynamic Formsを用いることで、入力内容に応じて変化するフォームをより容易に作成できるようになる。ページのどこにでもフィールドやセクションを配置でき、他のフィールドの値に基づいて特定のフィールドのみを表示するというルールも設定できる。
例えば、求職者が入力するフォームの場合、関係者の役割に基づいて可視/不可視のルールを設定できる。このため、(人事担当者や、リクルーター、面接担当者など)異なる役割ごとに、閲覧できる求職者情報(経歴や法的地位、推薦状など)を限定できるようになる。
一方、Dynamic Actionsは、次に実行する手順を分かりやすく提示することで、エンドユーザーのエクスペリエンスを誘導するという機能だ。人材採用を例にすると、この機能によって、採用手続きに携わる各担当者ごとに具体的なアクションを割り当てられるようになる。つまり、フィールドの値やユーザーの情報に基づいて、アクションを表示する際のルールを設定できるようになる。
またSalesforceは、Salesforce Platformで「Flow Builder」による自動化に関心が高まっているとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。