Microsoftは顧客が技術コンテンツを利用できる新たな方法として、「Learn TV」のプレビューを開始した。開発者会議「Build 2020」で米国時間5月19日に発表されたLearn TVは、開発者とエンジニア向けに事前録画されたオンデマンドのビデオプログラムを提供するチャネルだ。
Learn TV
提供:Microsoft
同社は以前から、無料の自己学習型の教育コンテンツを提供するウェブサイト「Microsoft Learn」を公開している。Microsoftによると、Learn TVでは、同社のクラウドアドボケイト、製品グループの責任者、コミュニティーメンバーからのライブ配信、番組、解説動画が配信される。また同社のChanne 9、ファーストパーティーイベント、ハッカソン、インタビューなどのコンテンツが予定されている。
Learn TVのミッションステートメントは、従来のChannel 9のものと類似している。Microsoftに対し、長期的にはLearn TVはChannel 9に取って替わることになるのか、またLearn TVはChannel 9のコンテンツを再配信する予定かどうかを問い合わせたところ、広報担当者から以下の回答を得た。
「Learn TVはChannel 9を補完するもので、Channel 9に取って替わることはなく、またChannel9のプログラムが変更されることはない。Learn TVは、ライブのプレゼンテーションや講師主導のセッションだけでなく、Channel 9やその他のMicrosoftの動画サービスの録画済み動画も提供する。これは、今日Microsoft Learnで利用できるオンデマンドの自己学習型の教育コンテンツを補完するものだ。Learn TVは、テクノロジーに関する他者のデモンストレーションや議論を視聴して学習する人々に、新たなオプションを提供する」
Learn TVのプレビューサイトには、「ソリューションの構築と、Microsoft製品を使用する方法について、それを構築したエキスパートから学びましょう!Learn TVでは最新のデジタルコンテンツを視聴でき、Microsoftの最新の発表、機能、製品について常に最新の情報を入手することができます」と書かれている。
Microsoftは19日、「Microsoft Q&A」の一般提供を開始したことも発表した。同社は2019年10月、「MSDN」および「TechNet」フォーラムに代わるものとして、11のサービスをサポートするQ&Aのプレビューを開始していた。
発表によると、「Microsoft Q&Aが、すべてのAzure製品とサービスへの唯一の質問の送信先で回答者となった」という。
Microsoft LearnとLearn TVは、開発者との関係構築のための資産をさらにオンラインに移行するという同社の戦略の一環だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。