ヴイエムウェア、デイトリウムを買収へ--ハイブリッドクラウド環境のDRaaS強化

Stephanie Condon (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2020-07-02 12:43

 VMwareは米国時間7月1日、DRaaS(Disaster Recovery as a Service)サービスの拡充に向け、カリフォルニア州サニーベールを拠点とするDatriumを買収する意向を明らかにした。買収条件は明らかにされていない。

 買収完了後、VMwareはパフォーマンスの最適化を実現する「VMware Site Recovery DRaaS」製品に、Datriumが持つコストの最適化に軸足を置いたDRaaSソリューションを加えることで選択肢を拡充していく計画だ。VMwareの今回の動きは、ハイブリッドクラウド環境を横断するかたちで整合性のある運用モデルを構築するというVMwareのビジョンに合致する。

 VMwareのJohn Gilmartin氏は同社のブログで、「今回の買収は、『VMware Cloud』の整合性あるインフラや運用とDatriumのDRaaSを組み合わせることで、業務継続にかかるコストと複雑さの低減を目指す顧客によるハイブリッドクラウド構築を支援する上で大きな前進となる」とし、「クラウドの経済性と柔軟性は、障害/災害というシナリオが持つ突発的かつ予測不能という性質と極めて親和性が高いため、DRaaSはハイブリッドクラウドモデルに理想的なものと言える」と説明している。

 IDCによると、DRaaSはデータ保護のユースケースで最も成長著しい分野となっており、その市場規模は45億ドル(約4840億円)であり、2019〜2023年の年平均成長率(CAGR)で15%の伸びが予想されている。

 Datriumはこれまでに、「VMware Cloud on AWS」のエンドツーエンドでのDRサービスを提供している。設立から8年を経たDatriumの創業者らはVMwareとData Domainに籍を置いていた。また同社は金融サービス、医療、政府機関、製造などさまざまな業界に顧客を擁している。

 Datriumはブログで、この買収はすべての主要なクラウドプラットフォームをサポートするという同社の計画を加速させるだろうとしている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]