Stapleの法人用プリペイドカードで資料などを購入した場合、利用データがモバイルデバイスのアプリケーション経由で即座に連携し、撮影した領収書の写真を送信することで経費申請が完了する仕組みだ。
Stapleカードへのチャージも専用口座に一定額を振り込みし、上長が社員に任意の額を振り込むことで、購入した資料の是非をシステムが自動判断。異常がなければ経費処理に進むという。現時点ではモバイルSuicaのみ対応するSmartGo Stapleだが、「他の交通系ICカードへの対応も検討している」(中野氏)
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社員証をモバイルデバイスで管理、利用するSmartMeは、Bluetooth経由で入退室カードの代替を実現するアプリケーションだ。現時点では三菱電機の「MELSAFERY-G(メルセーフティー・ジー)」への対応に限定されるが、社員がモバイルデバイスをポケットに入れたまま、ハンズフリー認証デバイスに手をかざすだけでロックを解除するというユースケースは興味深い。また、来訪者のモバイルデバイスに対する入退カードの発行も可能にする。
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今後のロードマップとしてNTTコミュニケーションズのグループ企業であるPhone Appli(港区)の「居場所わかるくん」と連携した社員の位置情報確認やvCard形式ファイルを用いたオンライン名刺の発行を10月中旬をめどに実装していく。川田氏はSmartMeについて「身分証としての社員証を目指す」と説明した。
SmartMeで施錠を解除できる