ドリーム・アーツは11月4日、グループウェア「INSUITE」を約20年ぶりに全面刷新したと発表した。大企業の働き方を変えるビジネスコックピット「InsuiteX」(インスイートエックス)として11月に提供を開始する。
InsuiteXは、システムや時間、組織、表現の枠に捉われない最適化されたポータル機能群を、クラウドアーキテクチャーで再構築した。リモートワークやオフィス外でのモバイル利用、現場で働く「ファーストラインワーカー」など、社外からのアクセスを考慮したセキュリティモデルへの転換を図っている。
また、ビジネスニーズの変化に迅速かつ安全に対応できるよう、基盤技術やマスター情報構造を刷新しており、強い組織を作るために素早くフィードバックを受けて実施する「BML(Build Measure Learn)」のサイクルを可能にするとしている。
API連携により、同社の業務デジタル化クラウド「SmartDB」や、日本マイクロソフトが提供する「Microsoft 365」「Azure Active Directry」「Microsoft Teams」との連携も容易になっている。
その他、仮説・検証サイクルを高速化し、改善しながら組織を動かす仕組みを備え、即時かつ正確な情報収集・把握・分析を目的とした新機能「通知・通達サーベイ」、ビジョンの伝達度合いなど狙った効果を計測・スコア化できる「組織活性化ダッシュボード」、情報システム部門以外の事業部門スタッフもポータルを即座に活用できる「デザインポータル」などの仕組みも備わっている。これにより、大企業の素早い経営判断、情報浸透を可能にするとしている。
なお、従来のINSUITEとは契約形態・価格が異なる。INSUITEの既存ユーザーはバージョンアップで環境を利用できる。