Dell Technologiesの第3四半期決算(米国時間10月30日締め)は予想を大幅に上回った。リモートワークやリモートラーニングの拡大でPCの需要が急増した。
第3四半期の売上高は前年同期比3%増の235億ドルで、利益は8億8100万ドル(1株あたり1.08ドル)だった。非GAAPベースの利益は1株あたり2.03ドルだった。
アナリストらは、売上高を218億5000万ドル、非GAAPベースの1株あたり利益を1.40ドルと予想していた。
最高執行責任者(COO)のJeff Clarke氏は、「第3四半期には、リモートワークとラーニングソリューションに対する前例のない需要」に対応したと述べた。また、アズ・ア・サービス戦略やエッジにおけるハイブラッドクラウドの機能の取り組みを加速させたとしている。
第3四半期は、PC需要が急増した。クライアントソリューショングループ(CSG)の売上高は123億ドルだった。コンシューマー向けの売上高は14%、法人向けの売上高は5%増加した。法人向け「Chromebook」の売上高は3桁の伸び、「Latitude」と「Precision」ノートPCの売上高は2桁の伸びを記録した。
CSGの営業利益は10億ドルだった。ライバルのHP Inc.も好調な第4四半期決算を発表している。
デジタル変革は「必須であり、加速している」とClarke氏は述べた。エッジコンピューティングや分散型の業務、サイバーセキュリティ、インフラストラクチャーへの投資も加速し、5Gやデータアナリティクスをサポートしている。
インフラストラクチャーソリューショングループ(ISG)の売上高は80億ドルで、前年同期から4%減少した。顧客はリモートワークと事業継続性ソリューションへの投資を拡大させているという。営業利益は8億8200万ドルだった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。