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シスコ、カスタマーインタラクションプラットフォームのIMImobileを買収へ

Charlie Osborne (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2020-12-08 12:37

 Cisco Systemsは米国時間12月7日、英国に拠点を置くIMImobileを買収することで合意したと発表した。法人クライアント向けの「より迅速かつよりスマート」な顧客エンゲージメントソリューションの構築を目指す。

 Ciscoは、この買収が、「快適かつ豊かな顧客エクスペリエンスを一貫性あるかたちで提供」するための、包括的な「サービスとしての顧客エクスペリエンス」(CXaaS)製品の創出につながるとしている。

 同社は、「IMImobileと力を合わせることで、エンドツーエンドでのカスタマーインタラクションマネジメント(CIM:顧客とのやり取りの管理)ソリューションを提供できるようになるとともに、顧客の好むチャネルを通じてより迅速かつよりスマートなやり取りやオーケストレーションを推進できるようになる」と説明した。

 両社が合意した条件に従い、Ciscoは1株あたり5.95ポンド(約830円)を支払う。ポンドと米ドルの為替レートは現在、1ポンドが1.3438ドルであり、買収額は債務を含め、現金およそ7億3000万ドル(約760億円)になるとしている。

 IMImobileはロンドンを拠点とし、2000年に創業されたクラウドコミュニケーションソフトウェアのプロバイダーで、CIMに特に力を入れている。同社のプラットフォームには、さまざまなデバイスやソーシャルメディアチャネル、メッセージング、音声アプリケーションを横断する顧客エンゲージメント向けの自動化やオーケストレーション、監視といった機能がある。

 IMImobileは、Best Buy、BT、Hermes、O2、Centrica、Capitec Bank、EE、IHG, Mercedes、Orange、Vodafone、Walgreensなどを顧客に擁しており、英国、米国、カナダ、インド、南アフリカ、アラブ首長国連邦(UAE)にオフィスを展開している。

 買収完了後、IMImobileのチームはCiscoのContact Center事業部門に加わる。

 Ciscoによると、在宅勤務という新たな働き方に対応するため、企業は「サービスとしてのコンタクトセンター」(CCaaS)の提供に向け徐々に動いている。Ciscoは、IMImobileのポートフォリオを入手することで、先進的な人工知能(AI)システムを統合して現場の従業員の能力を強化するとともに、顧客とのパーソナライズしたやり取りを可能にするデータを提供する。また、オムニチャネル型の手段を用意することで顧客との結びつきを強化したいと考えている。

 IMImobileの最高経営責任者(CEO)Jay Patel氏は、「グローバル企業と顧客の間で、ダイナミックかつ常にやり取りが可能となるような世界になるとわれわれは確信している。そして、われわれが持つそれぞれのテクノロジーを組み合わせることで、あらゆるやりとりが顧客にとってより重要なものになっていくだろう」と述べた。

 買収は当局による承認などを経て、2021年第1四半期に完了する見通しだ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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