日本HP、ノートPC新製品--13~14インチが人気、ARMベースモデルも - (page 2)

阿久津良和

2021-03-18 06:45

 1000cd/m2搭載モデルは内蔵型プライバシースクリーン機能である「HP Sure View Reflect」に対応。持ち運び時の懸念材料となる重量は1.13kg~。織田氏は「ディスプレイの広さと軽さのいいとこ取り」と説明した。

 また、事前連携することで、スマートフォンの位置を音声で通知する機能や、Bluetooth通信の最終位置を地図に表示する「Tile」を搭載する。CPUは「Intel EVOプラットフォーム」のCore i7-1165G7とCore i5-1135G7の2種類から選択できる。

HP Elite Folio
HP Elite Folio

 5G対応モデムとして「Qualcomm Snapdragon X55 5G」を搭載するElite Folioは、CPUとして8コア、4MBキャッシュ、最大3GHzで駆動する「Qualcomm Snapdragon 8cx Gen2」を搭載するWindows 10 ARM PC。本稿執筆時点で64ビットアプリケーションを実行することはできないものの、最大24.5時間のバッテリー駆動時間を誇る(ローカルコンテンツ視聴時の計測)。

 「キータイピング時はクラムシェルモードを使用し、(キーボード部分に格納空間を用意した)ペンでメモを取るときはタブレットモード。13.5インチのディスプレイ(比率も)も3対2と情報量が多い。ファンレス設計のため、(喫茶店などでも)周りを気にせず使い続けられる」(織田氏)

 スマートフォンと双方向データ転送に対応する「HP QuickDrop」にも対応する。

2000万台以上のPCから学習したデータで予測分析

 Smart Supportは製品保証に加えて、「HP TechPluse」プラットフォームの遠隔測定(テレメトリー)情報に基づいた障害対応サービスだ。日本HPのサポート担当者がデバイス診断情報を確認することで電話サポートに要する時間や問題の特定、対応までに必要な時間を短縮することで、PCのダウンタイムを最小限に抑制するという。追加費用を必要とせず、Smart Supportを受けるために必要なアプリケーション「HP Smart Health」は、5月以降にウェブサイトからダウンロードになる予定。

 Active CareもTechPluseにSLA拡張などを含んだ「HP Care Pack」を組み合わせ、2000万台以上のPCから学習した結果に基づく予測分析でPC稼働時間の最適化や診断、問題解決を提供するサービスだ。

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