Microsoftは、「Microsoft Teams」の「Together」モード機能を改善し、開発者が背景用にカスタムシーンを作成して、アップロードできるようにする計画のようだ。
OnMSFTが最初に報じた。MicrosoftはTogetherモードの背景に表示できるカスタムシーンに関する新しい機能について、「Microsoft 365」のロードマップで明らかにしている。
同社は2020年7月、ビデオ会議をより親近感のあるものにするために、Togetherモードをリリースした。人工知能(AI)セグメンテーション技術を使用して、ビデオ会議の参加者が講堂など、同じバーチャルルームにいるように表示できる。
同社が、コロナ禍とリモートワークに対応するために提供した機能の1つで、1対1のビデオ通話に限定されていたカスタム背景を、大規模なグループでも利用できるようにした。同じ共通の背景に参加者の上半身を表示することで、頻繁にビデオ会議に参加する人々の精神的ストレスを軽減する狙いもあるようだ。
Teamsのカスタム背景は、個々のユーザーが入れ替えることができるが、Togetherモードのカスタムシーンを作成できる新機能は開発者向けとなる可能性もある。
Microsoft 365のロードマップでは、「独自のシーンを作成し、ミーティングのエクスペリエンスを向上させよう。Togetherモードを拡張させることで、クリエイターはイマーシブなシーンを作ることができ、ユーザーはシンプルなビデオ会議の枠を超えられると私たちは考えている」と説明されており、Microsoft Teamsの開発者ポータルからシーンの作成が可能になることが示唆されている。
同社は過去数カ月間、講堂以外にも多くの背景を追加したが、開発者がカスタムシーンを独自に開発することはできなかった。
ビデオ会議のZoomは4月、同種の機能である「Immersive View」を無料アカウントで利用可能にした。
Microsoftは先頃、Togetherモードを「Office 365」のサブスクリプションに関連づけられている仕事用アカウントだけでなく、無料の個人アカウントでも利用できるようにした。米国時間5月17日より、Teamsの個人向け機能の提供を開始している。
人々はビデオ会議にストレスを感じるようになり、一部で上司が就業形態として恒久的に在宅勤務を定着させる考えを拒む動きもある。そのような中で、こうした有償、無償の機能が提供されている。
米CNBCは、JP Morgan Chaseの最高経営責任者(CEO)Jamie Dimon氏が、Zoom会議をすべてキャンセルしたいと話したと報じた。
Dimon氏は5月に入り、「The Wall Street Journal CEO Council」で「社員を職場に復帰させたい。私の考えでは、9月か10月頃には、以前と同じような状態に戻っているだろう」と述べたという。
提供:Microsoft
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。