LIXILがSAP S/4HANAとSAP S/4HANA for central financeを導入し、国内事業における基幹システムを標準化した。SAPジャパンが6月23日に発表した。
同社では、2011年からの企業統合に伴う基幹システムの共通化に取り組んできたが、海外事業までは極めて難易度が高く、2018年に国内事業の会計システムだけを共通化し、国内における水まわりやハウジングなどの各事業のシステムと連携した標準化を行う形に変更していた。
今回の発表は会計システムの共通化に当たる。1月にまずSAP S/4HANAで構築した会計システムを稼働させ、その後は各種事業での合計3システムもSAP S/4HANAで構築。これをSAP S/4HANA for central financeを活用して連携する仕組みの構築を4月に終えた。5月に実データ連携に問題がないことも確認され、実稼働をしているという。