電通デジタルとアクイア、オムロン電子部品事業のグローバルDXを支援

NO BUDGET

2022-03-24 17:53

 電通デジタルと米Acquia(アクイア)は、オムロン電子部品事業部のグローバルウェブサイトにアクイアの「Open DXP」を提供し、2021年12月に公開されたリニューアルサイトの構築を支援した。

 今回同事業部が採用したのは、コンテンツ管理システム(CMS)ソリューション「Acquia Drupal Cloud」、マーケティングオートメーション(MA)ツール 「Campaign Studio」、複数のMAインスタンスを管理する「Campaign Factory」、パーソナライズ機能「Acquia Personalization」の4製品。

 Drupal Cloudは、オープンソースのCMS Drupal(ドゥルーパル)をベースに、豊富なアプリケーションプログラミングインターフェース(API)モジュールと柔軟なアーキテクチャーでさまざまなマーケティングツールやソリューションを連携できるフルマネージドサービスのCMSソリューションで、ウェブサイトのグローバル展開をスピーディーに行える。

 Campaign Studioは、オープンソースのMauticをベースに開発されており、Drupal CloudとAPI連携して使用できる。CMSで作成した新規コンテンツを、メールやSNSなど複数チャネルを通じてスピーディーに配信できる。

 Campaign Factoryは、複数のMAツールを束ねて単一プラットフォーム上で管理できる。多くの国や地域でマーケティングを展開する組織が、セントラルガバナンスとローカルイニシアティブを両立させながらキャンペーンを実行することが可能。

 Personalizationは、訪問者の属性や好みに応じたセグメントを作成してページの表示やコンテンツの出し分けを柔軟に実現し、ウェブサイトのコンバージョンを高める。

 同事業部では、グローバルでのデジタル化の加速に合わせてデジタルマーケティングを強化しており、その一環として今回、グローバルウェブサイトを全面リニューアルすることとなった。採用製品について、グローバルスタンダードとなっているDrupalをベースにしたシステムとして、高度なセキュリティ基準を満たしていることや、グローバル企業で豊富な採用実績があることを評価している。アクイア製品に精通した知識を持つ電通デジタルの技術力とサポートも高く評価しているという。

 電通デジタルは顧客体験(CX)戦略策定から携わり、ユーザーインターフェース(UI)/ユーザー体験(UX)の開発、今後のマーケティング支援も含めて支援した。グローバルウェブサイトのリニューアルと同時に、MAツールのグローバル導入、パーソナライズ機能の搭載を行う一連のプロジェクトは、開始からリリースまで約1年未満の期間で完了した。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]