Microsoftは米国時間8月25日、同月に実施した「Bing」関連のアップデートを明らかにした。
まず、個人および法人向けの「Bing Chat」ツールがデスクトップ版「Google Chrome」ブラウザーから公式に利用できるようになった。Chromeユーザーであっても、「Bing」のウェブサイトにアクセスしてチャットのセッションを開始し、対話形式を選択することで、情報の検索やコンテンツの生成が可能だ。
提供:Microsoft
Bingの人工知能(AI)機能は7月下旬から、Microsoftのブラウザー以外、すなわち「Windows」上のChromeや、Appleの「macOS」上の「Safari」を使用している少なくとも一部のユーザーに向けて提供が開始されていた。そしてMicrosoftは8月に入り、同社のAIをより多くのサードパーティー製ブラウザーで利用可能にすることを明らかにしていた。
筆者の環境では、「Windows 10」と「Windows 11」、macOSのChromeからBingのAIを利用することができた。Windows搭載PCの「Firefox」からもアクセスできたが、他のコンピューターからはできなかった。Firefoxのサポートはもう少し先になるようだ。
MicrosoftはBingのAIがChromeをサポートするようになったことだけでなく、他の機能強化についても発表している。
「Bing Chat Enterprise」を導入している組織は、「Edge」のモバイルアプリからもこの新サービスにアクセスできるようになった。アプリを開き、仕事用アカウントでサインインした後、Bing Chatボタンを押せば同サービスを利用できる。
さらに、「iPhone」「iPad」および「Android」搭載端末で、「Microsoft SwiftKey」キーボードからBing Chatに1日あたり30ターンのアクセスが可能になった。Microsoftアカウントへのサインインは不要だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。