NECは、デジタルインボイス推進協議会(EIPA)が実施した会員間の相互接続テストに参加し、デジタルインボイスサービス「KMD Connect」を用いて会員22社とのデジタルインボイスの送受信に成功したと発表した。
KMD Connectは、NECグループのKMDのデジタルインボイス(Peppol e-invoice)サービス。欧州で15年以上の実績を持つクラウド型の電子請求サービスとして、販売・会計システムと連携し、デジタルインボイスの送受信やPDF形式の電子請求書を送付できる。今回のテストでNECは「クライアントゼロ」活動の一環として、自社で利用するSAPの基幹システムからのデジタルインボイス送信も成功させた。
Peppol e-invoiceは、Pan European Public Procurement Online(Peppol)のネットワークを介して送受信するデジタルインボイス。Peppolは、請求書などの文書をネットワーク上でやりとりするためのグローバルな標準仕様を指す。NECは、取引先との請求書送付・受領における電子インボイス・デジタルインボイスの利用を促進し、自社では郵送コストを約3割削減する見込みだ。