NTTデータは5月19日、Windows対応の中小規模向けデータクレンジングツール「OUSIA Lite(ウーシア・ライト)」を5月末から販売することを発表した。価格は1CPUあたり250万円。出荷は6月末を予定している。
OUSIA Liteは、顧客データの表記揺れを高精度に補正するツール。半角や全角の統一、空白と記号の除去などの文字列のクレンジングのほか、住所の欠落補完、誤り補正、“丁番地”表記の標準化、住所と氏名の分かち書き、旧住所から新住所の変換などができるという。住所データは、毎月新しい住所辞書が提供されることで、データ品質が維持できるとしている。
主に中小規模の顧客管理システムでの導入を想定しているという。たとえばダイレクトメールでの販売促進、ルートセールス、マーケティングなど顧客情報を活用した業務で、よりデータの精度を向上させられ、顧客情報の不整合に起因する顧客とのトラブルやコストの削減、サービス品質の向上に貢献できるとしている。
NTTデータはこれまで大規模向けに名寄せツール「OUSIA」を提供しており、OUSIA Liteは富士通のデータクレンジングツール「Interstage Information Quality」を採用して、中小規模向けとしてラインアップに追加する。