NTTコミュニケーションズ(NTT Com、和才博美社長)は、顧客情報などの重要情報について、ダウンロードから送受信、廃棄までのライフサイクルを一元管理するための企業向けパッケージソフトウェア「情報ライフサイクル管理システム(LCVISOR:エルシーバイザー)」の提供を開始する。価格は初期費用が100ライセンス84万円から。保守料は100ライセンスで月額6万3000円となる。
このシステムは、顧客情報などの機密情報の取り扱いについて、データのダウンロードから、送受、保管、廃棄に至るまで、情報の所在の明確化、廃棄漏れのチェックをすることで、情報のトラッキングを行う。また、情報の廃棄予定時期になると、自動的に責任者へのメール通知とWeb画面によるアラーム通知を行い、ヒューマンエラーによる廃棄漏れを防ぐことが可能。蓄積された管理データを、ファイルとして出力する機能により、システムの定着度診断やリスク分析、次期IT化の検討材料として活用できる。
さらに、実務者の作業性を考慮し、PC用のWebブラウザのほかに、携帯電話用ブラウザによる操作画面も備えている。ID・パスワード認証のほかに、本人性認証を強化できる「モバイルコネクト」との連携機能を標準装備。カード型認証製品や暗号化商品など、他社のセキュリティ商品と組み合わせたカスタマイズも容易で、導入環境に合わせた環境構築が可能だ。