日本オラクルは、2006年3月1日〜3日の3日間、東京国際フォーラム(東京都千代田区)において「Oracle OpenWorld Tokyo 2006」(OOW 2006)を開催する。今回のテーマは、「TURNAROUND JAPAN 〜事業再生とITの役割〜」。オラクルの最新テクノロジーおよびソリューションのすべてが公開される。
前回、2003年12月に開催された「OracleWorld Tokyo」では、エンタープライズグリッドを実現する「Oracle 10g」が発表され、Oracle 10gによる、自動化、仮想化、コスト削減などのメリットが強調された。3年ぶりとなるOOW 2006では、戦略的なITの活用による競争力の回復および強化がテーマに、より実践的な情報が提供される予定だ。
具体的には、ユーザー事例や識者による講演、各種セミナー、パートナー企業による展示などにより、Oracle 10gを中核としたオラクルのソリューションが、いかにTURNAROUND(事業再生)を実現するかが紹介される。
- 久々に来日するOracle CEO、Larry Ellison氏のキーノートは、最大の見どころのひとつ。
今回のOOW 2006の最大の特長は、日本オラクルだけでなく米国本社であるOracle Corporationが共同で主催していること。見どころは、やはり久々に来日するOracle CEO、Larry Ellison氏の基調講演だ。Ellison氏は、「情報時代の到来、エンタープライズ・ソフトウェアの未来」をテーマに、3月2日の9:30〜11:00のキーノートセッションに登場する。
キーノートセッションではまた、Oracle Fusion Middleware担当シニアバイスプレジデントのThomas Kurian氏が3月1日の17:00より、Oracle Applications担当シニアバイスプレジデントのJohn Wookey氏が3月3日の9:30より、それぞれの製品戦略を紹介するのをはじめ、Oracleの米国本社製品責任者のすべてが来日し、最新情報を提供する。
さらに特別講演には、東京大学の総長、小宮山宏氏やソフトバンク社長の孫正義氏、衆議院議員の伊藤達也氏など6名、ゼネラルセッションおよびビジネスセッションには、パートナー企業やコンサルタントなど、20名が登場する。そのほか、ガートナーやIDC、ITRなどのアナリストによる講演や78のビジネスセッション、29の技術セッション、6つのハンズオンセッションなど、230を超えるセッションが開催される。
「オラクル・キャンプグラウンド」と呼ばれる展示会場では、2つのメインステージを中心に、150社以上のパートナー企業が出展。Oracle 10gを活用した各社のソリューションを紹介。Oracle DatabaseやOracle Fusion Middleware、Oracle Applicationsを中心に構成される「Oracle Fusion Architecture(OFA)」の活用による事業再生がデモを交えて紹介される。もちろん、PeopleSoftやJD Edwards製品なども出展される。
なお、OOW 2006は有料のカンファレンス。参加費は、3月1日に入場できるX-Tremeパスが5万円、3月2日、3日の2日間入場できる2daysパスが5万円となる。2月15日までの早期割引キャンペーン中に申し込むと、X-Tremeパス、2daysパス共に、それぞれ3万円。キーノートセッションおよび展示会場だけに参加できるキーノート&エキシビジョンパスは事前登録すれば無料、当日登録は2000円となる。
OOW 2006の最新情報は、日本オラクルのウェブサイトで公開されている。