NTTコムウェアは2月3日、同社の提供するコールセンターシステムが東京都杉並区役所の「杉並区コールセンター」に採用され、2006年2月20日より運用が開始されることを発表した。コールセンター業務の設計および運営については、もしもしホットラインが行う。
杉並区役所では、2005年6月24日から7月4日にかけてコールセンターの実証実験を行い、住民から高い評価を得ると共に、閉庁時間以降の受付を希望する声も多く寄せられたという。そこで、NTTコムウェアの「自治体向けCRMソリューション」を採用。専門のオペレーターが住民からのさまざまな問い合せを電話、電子メール、FAXで受け付け、システムに蓄積されたFAQなどを見ながら、迅速に回答できるような仕組みの構築を目指していた。
杉並区コールセンターは、オペレーター対応時間帯は、午前7時から午後11時までと長く、住民の利便性を向上させた。また、「区役所いつでも電話サービス」として、「#ダイヤル」を採用し、住民は#8800を押すだけでオペレーターにつながる仕組みを実現している。