SPSSの「Dimensions」を修士論文の調査データ用プラットフォームに--明治大学ビジネススクール

CNET Japan Staff

2006-04-24 20:13

 エス・ピー・エス・エス(SPSS)は4月24日、明治大学ビジネススクール(MBS:明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究学科)が修士論文用の調査データの収集から分析までを一元管理するウェブ対応の「調査プラットフォーム」として、同社の「Dimensions」を、2006年4月の新学期から使用すると発表した。

 Dimensionsは、「顧客の声」をビジネスにフィードバックするEFM(Enterprise Feedback Management)に対応できるように設計されたビジネス向け統合パッケージ。顧客の声を収集するための「調査票デザイン」から「データ収集」「集計」および「レポーティング」までを、ひとつのプラットフォームで実現し、継続的に顧客の声を取り入れる仕組みを提供する。

 今回の学術利用でMBSは、大学院生が論文作成に必要なデータを効率的に収集できるだけでなく、新たな質問を追加することで分析に必要なデータを収集できるようになり、徹底した分析を行なえることを重視。2つのテーマの質問項目をひとまとめにした調査票を作成し、収集されたデータを個々のテーマに分けて分析したり、相互に質問の回答を加えて分析する機能などを評価し、採用した。

 4月の新学期から、4チーム10人の大学院生が1年間にわたり、「女性におけるオーガニック食品に関する意識と店舗選択行動」「行政ウェブサイトの満足度と行政サービス満足度の関係」「医療機関関係者における医療の質について」「企業のコールセンター利用者と企業満足度について」をテーマに調査データの収集/分析を行なう。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  2. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  3. セキュリティ

    経営陣に伝わりづらい「EDR」の必要性、従来型EDRの運用課題を解決するヒントを解説

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    中小企業のDX奮闘記--都市伝説に騙されずに業務改善を実現したAI活用成功譚

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]