日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は11月14日、オープンソースのデータベース「MySQL Enterprise Server」の販売を11月27日に開始すると発表した。保守サポートサービス込みでMySQLを提供し、より容易な購入、実装を可能にするという。
日本HPは、「MySQL Database for ProLiant」と「MySQL Database for HP-UX」という2種類の製品を用意する。MySQLライセンスと保守サポート費用は、サーバの台数によって決まる。そのため、CPU単位で費用が発生する通常の形態よりも、「低コストでの導入/運用が可能」(日本HP)。
クライアントアクセス用のライセンスを購入する必要はなく、電話およびメールでのサポートや障害対応にも回数制限がない。価格は、いずれもサーバ1台当たり63万円となる。対応OSは、HP-UX、Red Hat Enterprise Linux、SUSE Enterprise Linux Server。
同社を含むHPグループは、MySQLのプラチナムパートナーシップ企業として、MySQLの営業やマーケティング、開発、コンサルティングをグローバル規模で共同展開してきており、今回、MySQLと保守を一体化した製品の提供を日本でも開始した。