オープンソース開発支援ツールの利用は4割--日経SYSTEMSの調査で明らかに - (page 3)

日経SYSTEMS

2007-05-17 15:27

選択の決め手は、価格のほかに使いやすさも

 最後に、ツールを選定する際の決め手となった理由を見てみよう。この調査では、ツールを選ぶ際に最も重視したポイントを尋ねている。「CVS」(変更/構成管理)、「xUnit」(単体テスト)、「Eclipse」(プログラミング)の3製品について、選定理由を各分野のツール全体と比べたのが図7である。

図7 【図7】変更/構成管理、単体テスト、プログラミングそれぞれでオープンソースソフトを利用した際の重視ポイント
※画像クリックで拡大表示します

 どの分野でも、価格を重視する割合は多い。開発支援ツールが無償で利用できるというメリットを考えると、納得できる結果となった。

 価格以外で各分野の全体の結果と比べて多いものに着目すると、xUnitとEclipseは「使いやすさ」を重視して選ばれていることが分かる。xUnitはツール全体よりも3.6ポイント高い15.5%、Eclipseはツール全体に比べて7.2ポイント高い24.0%となった。

 CVSは、「プロジェクトで使うことを指定されている」が29.3%と、変更/構成管理ツール全体に比べて2.2ポイント高かった。その一方で「使いやすさ」はツール全体に比べて1.3ポイント低くなっている。

(日経SYSTEMS)

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