管理者“xfyadmin”を作成
今回使用するCentOSは、http://centos.org/からダウンロードできる「CentOS release 4.4」とした。ここではCentOS自体のインストール作業は省略するが、xfy Enterprise Editionを試用するためにはApache 2.0もインストールしておく必要がある。また、SELinuxは無効にしておく。xfy Serverのインストール時には“compat-libstdc++-33”が要求される。このため、CentOSで提供されているパッケージ管理システムYUM(Yellow dog Updater, Modified)を使い、次のように入力してcompat-libstdc++もインストールしておく。
compact-libstdc++をインストールし終えたら、xfy Serverの管理者グループ“xfyadmin”と管理者ユーザー“xfyadmin”を、次のように入力して作成する。
管理者ユーザー“xfyadmin”を作成した後に、passwdコマンドを使ってxfyadminのパスワードを設定する。このとき設定するパスワードは、“11111”にしておく必要がある。これは、xfy Serverサービスのセットアップ時に使用するパスワードが“11111”に固定されているためだ。
DBMSをインストール
次に、xfy Serverでデータベースノード部分を担っている「IBM DB2 9」をインストールする。インストールには、「xfy Enterprise Edition 1.5 Test Drive」内の“xfyee1_5-Server-2-x86td.tar.gz”を使用する。この圧縮ファイルは、http://www.xfy.com/jp/estd/download/index.htmlから入手することもできる。
“xfyee1_5-Server-2-x86td.tar.gz”は、/tmpなどの適当なディレクトリ上にコピーして展開する。展開すると、“xfyee1_5-Server-2-x86td”というディレクトリが作成される。このディレクトリ上に移動し、次のように“db2setup”を実行する。db2setupの実行によって、DB2 9がインストールされ起動される。
ここまでの作業を終えたら、xfyadminとしてログインし直し、ディレクトリ“xfyee1_5-Server-2.x86td”に移動して、次のように“db2licm”コマンドを実行する。db2licmを実行することで、DB2 9に関するライセンスが得られる。