要素を追加し終えたら、要素“root”の名称を“person”に変更した後、各要素の型などを指定する。要素で扱うデータの型、同一要素での複数データの扱い、デフォルト値などは、[プロパティ]ダイアログボックスで指示する。
たとえば、要素“id”で扱うデータ型を整数を表すintegerとするときには、右ペインで要素“id”を選択した状態で[プロパティ]を呼び出し、[型]に“数値”と“integer”をそれぞれ指定する。
同様の操作で、グループ“contact”に、配下の要素のうちのいずれか1つのみを扱うことを示す“Choiceグループ”と、複数のデータを扱うための“繰り返し”を指定する。これによって、連絡先としてメールアドレスか電話番号のいずれかを入力するとともに、連絡先を複数個指定することもできる。
また、グループ“memo”に対しては、通常のテキストデータと要素の混在を許可する“混合内容”を指定した後に、注意事項を扱う属性“caution”を追加する。さらに、要素“phone”の属性“type”への値の指定を必須とする。これらの操作を終えることで、顧客データを扱うためのスキーマ“person”が完成する。