インターコムは7月3日、企業間電子データ交換(EDI)の受発注や企業内の異なるシステム間でのデータの受け渡しで、データ変換処理を自動実行するソフト「Biware EasyExchage」を開発、7月13日から販売開始することを発表した。
Biware EasyExchageは、データの受け渡しで、フォーマット変換、項目属性変換、文字コード変換などを行うことで、システム間のスムーズなデータ連携を実現する汎用のデータ変換ソフト。「CII標準」をはじめ、固定長や可変長、CSVなどさまざまなデータフォーマットに対応、取引先ごとのデータ変換方法をマウス操作で定義できる。
CII標準は、EDIでのデータの表現形式の規約であり、EDIの標準化を目指して制定されたもの。家電や自動車などのさまざまな業界で広く利用されている。
同社によれば、Biware EasyExchageはデータ変換処理に必要な機能を1パッケージで提供することで、変換プログラムを一から開発する場合に比べて、導入・運用にかかる時間とコストを軽減できるという。
Biware EasyExchageの主な特長は、(1)CII標準、固定長、可変長、CSV、XML、データベースなどさまざまなデータの相互変換に対応している、(2)データ変換定義の9割程度を自動設定、(3)文字コード変換の処理能力に優れたデータ変換エンジンを搭載、(4)データ変換定義上の設定エラーを容易に検出できる――としている。