オープンシステムのノウハウ活用して重い業務に耐えうるシステムを作れるという強み--NEC - (page 4)

田中好伸(編集部)

2007-09-10 08:00

重い業務に耐えうるシステムを

 このエンタープライズLinuxソリューション for MCは、すでに適用事例が出ている。通販大手のやずやでの事例だ。やずやは、受注・出荷・決済の基幹系システムを更新するにあたり、NX7700iにRHEL AS 4(64ビット)、Oracle Database 10g RACという構成を取っている。

 やずやの事例でNECは、RHEL AS 4とともにダンプ解析による障害原因調査もあわせて提供するLinux拡張サポートサービスを提供している。たとえば、こうしたダンプ解析は「ミッションクリティカルでは必須の機能」(大宮氏)だ。ユーザー企業が自らLinuxを中心にしたシステムを構築したのならば、ダンプ解析は手に負えるものではないだろう。

 だが、これまでに商用ソフトではあるものの、いくつもの基幹系システムを構築してきたNECのノウハウがあるからこそ、OSS/Linuxでも基幹系システムのミッションクリティカルを維持できるという自信がNECにはある。その特徴を一言で大宮氏は「重い業務に耐えうるシステムを作れるのがNECだ」と説明している。

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