「Open Quark Framework for Java 1.7.0」リリース

原井彰弘

2007-11-01 12:25

 Open Quarkプロジェクトは10月26日、JVM向け遅延関数型プログラミング言語およびランタイム「Open Quark Framework for Java」(Open Quark)の新バージョン「Open Quark Framework for Java 1.7.0」をリリースした

 Open Quarkは、プログラミング言語「CAL」、CALからJavaバイトコードへのコンパイラ、およびいくつかの補助ツールからなる。

 CALはプログラミング言語「Haskell」に似た遅延評価型の関数型言語。遅延評価では、値が実際に必要になるまで処理が行われないため、不必要な処理の実行が自動的に省かれるといった利点がある。

 また、Open QuarkではJavaとCALの相互呼び出しや、CAL内でのJavaの型の利用も可能なため、Java言語で書かれたプログラムとの統合も容易であるとしている。

 今回リリースされた新バージョンでは、複数のライブラリが追加、改善され、XMLや並行処理関連の機能が充実した。また、付属のEclipseプラグインのリファクタリング機能も向上した。そのほかにも、多数の改良が加えられている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. 経営

    プロが教える“使える業務マニュアル”--作成・運用を実現する3つのポイント

  5. セキュリティ

    Microsoft Copilot for Security--DXをまい進する三井物産が選んだ理由

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]