Open Quarkプロジェクトは10月26日、JVM向け遅延関数型プログラミング言語およびランタイム「Open Quark Framework for Java」(Open Quark)の新バージョン「Open Quark Framework for Java 1.7.0」をリリースした。
Open Quarkは、プログラミング言語「CAL」、CALからJavaバイトコードへのコンパイラ、およびいくつかの補助ツールからなる。
CALはプログラミング言語「Haskell」に似た遅延評価型の関数型言語。遅延評価では、値が実際に必要になるまで処理が行われないため、不必要な処理の実行が自動的に省かれるといった利点がある。
また、Open QuarkではJavaとCALの相互呼び出しや、CAL内でのJavaの型の利用も可能なため、Java言語で書かれたプログラムとの統合も容易であるとしている。
今回リリースされた新バージョンでは、複数のライブラリが追加、改善され、XMLや並行処理関連の機能が充実した。また、付属のEclipseプラグインのリファクタリング機能も向上した。そのほかにも、多数の改良が加えられている。