USBキーで自宅PCをシンクライアント化するサービス提供--日立ソフト

田中好伸(編集部)

2008-07-24 20:07

 日立ソフトは7月24日、USBキーを使って自宅PCをシンクライアント化して、社内システムへアクセスできるサービス「在宅勤務向けシンクライアントソリューション」の提供を開始したことを発表した。1人あたり月額1890円となっている。

 在宅勤務向けシンクライアントソリューションは、日立ソフトが提供する「SecureOnline統制IT基盤サービス」を利用して、ユーザー企業は新しく設備投資せずにシンクライアント環境を実現するというもの。SecureOnline統制IT基盤サービスは、仮想マシンやOS、各種ミドルウェア、各種ツールからなるIT基盤とその運用を提供するサービスだ。

 ネットワーク接続環境をSecureOnlineであらかじめ用意していることから、在宅勤務者はUSBキー1個を自宅PCに差し込むだけで、公衆のネット回線からSecureOnlineを経由して、社内システムにアクセスできる。データのアップロード、ダウンロードができないことから、社内データの外部への流出を防ぐことができるという。

 在宅勤務向けシンクライアントソリューションは1社あたりの月額基本料金が1万5750円、1人あたりの月額基本料金が1890円。新規にSecureOnlineを利用するユーザー企業は、VPNネットワーク接続サービスが必要となる。

イメージ図 在宅勤務用シンクライアントの利用イメージ図
※クリックすると画像が大きく表示されます

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  5. セキュリティ

    Microsoft Copilot for Security--DXをまい進する三井物産が選んだ理由

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]